ふるさとミュージアム丹後(丹後郷土資料館)へ行って古代の王に思いを馳せてきた
ふるさとミュージアム丹後で久美浜町の湯舟坂2号墳から出土した
金銅装双龍環頭大刀の実物が3年半ぶりに展示されてるとのことで
見学に行ってきました。
金銅装というのは、銅に金メッキという意味です。
環頭というのは柄頭の装飾の形状が環状になってるということ。
双龍はこの場合、親子の龍が向かい合って玉を咥えています。
ふるさとミュージアム丹後は宮津の国分寺にあります。
国指定史跡丹後国分寺跡があるので、その近くに建てたんだと思います。
出入口を通って受付で入館料を払います。
大人200円です。
入って右手からが順路になります。
せっかくなので京丹後市の出土品をメインに紹介していきますよ。
旧石器時代~縄文時代初期頃の石器が出迎えてくれます。
縄文土器
しっかりと縄の模様が付いてます。
古代の土笛、陶塤ですね。
日本海側でしか出土していません。
祭りのときに吹かれたのではないかと言われています。
石製管玉
どうやって穴を開けたんでしょうか?
弥生土器
日本で唯一のカリガラス製のガラス釧
与謝野町の大風呂南一号墳から出土しました。
展示品はレプリカで実物は与謝野町教育委員会が所有してます。
画文帯神獣鏡
近年の研究では三角縁神獣鏡ではなく
こちらが卑弥呼の鏡では?と言われてるようです。
鉄剣・鉄刀
他にも須恵器、ヤリガンナ、玉つくり関連資料等ありますが
長くなるので飛ばしまして、
今回の目的である重要文化財の金銅装双龍環頭大刀へと行きます。
特別ケースの中にそれはありました。
レプリカが安っぽく見えるほどの威厳を放っていました。
環頭の装飾も複雑で、埋葬された王の権力が伺い知れます。
次の公開はいつになるのでしょうか?
今回の公開は9月30日(日)までとなっています。